ひっくりかえした、宝箱。

この瞬間、きっと夢じゃない 。

"防振ボタンを押してみれば眺望絶佳の苑を知る"

 

(宜しければタイトルを「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」のリズムでご唱和ください)

 

"防振ボタンを押してみれば眺望絶佳の苑を知る"

(ボウシンボタン ヲ オシテミレバ チョウボウゼッカ ノ ソノ ヲ シル)

 

いきなりどうしたんだ?という方もいらっしゃると思いますが、文明開化という言葉について簡単に調べてみると

《文明開花》

人間の知力が進み世の中が開けること。特に、明治初期の思想・文化・社会制度の近代化や西洋化をいう(___大辞林第三版より)

というような説明がありました。"散切り頭を~~(略)"は歌の一節で明治になると生活は近代的なものに急速に変化していったことをあらわしています。

 


これを踏まえて、先ほどの文に意味をつけていくと

 


《防振ボタンを押してみれば眺望絶佳の苑を知る》

双眼鏡の防振機能によりえられた目の前の鮮明な景色に触れ感動するさま。

 


とでも言えるのかもしれません。

かいつまんで言えば、これから書くことは、「防振双眼鏡(レンタル)をはじめて使ってみた」というお話なのです。(つまり本題はこちら)

これだけに話の焦点を合わせたかったのですが、使用した現場でさまざまなことがあったためいくつかのお話が混ざるかもしれませんが、さっそく進めていきたいと思います(!)

 

 

 

【防振双眼鏡を使おうと思った経緯】

応援してるアイドルは関西ジャニーズJr. なにわ男子の西畑大吾くんです。

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↑むぎゅうっとかわいい彼ら7人がなにわ男子です。西畑大吾くんは色の子です(憧れの先輩は二宮也くんと大忠義くん)

 

今の手持ちの双眼鏡は、Hinode 5x20-A4(現在販売終了)。使用年数は約4年。

双眼鏡 ヒノデ 5x20-A4|双眼鏡にこだわるあなたに、日の出光学

5倍って倍率は低いのでは?と思うかもしれません。

しかし、購入当時のわたしはどんなに遠くにいても大好きな人だけを眺める自担ロックオンタイプよりも、舞台全体もみたいタイプのおたくであったことや、使う場所が主にアリーナやドームよりも小規模の会場が多かったことなどを考えるとそこまで高倍率の双眼鏡ではなくてもよかったのです。

それよりも、この双眼鏡の強みともいえる"視界の広さ"や"明るさ"、"片手でも大丈夫な軽さ"をとり購入した記憶があります。実際、松竹座ではこの双眼鏡でわたしは満足していました。大体3階席でのぞくと、センター中央にいる西畑大吾くんの全身がすっぽり視界の円に収まるようなイメージです。

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こちらのように、他のメンバーとわちゃわちゃしているのがこんな風に見える感じです。(画質が粗いですが実際はもっと双眼鏡では鮮明に見えます。あくまで見える範囲の点で参考にしていただけたら。)

 

そんなわたしがなぜ今回防振双眼鏡に手を出してみたのかと言いますと、大きな理由が2つ。

1つ目は、コンサート会場が大きいこと。関西ジャニーズJr.が公演をよく行う大阪松竹座の座席数約1,000席に対して、先日行われたSnowMan・TravisJapan・なにわ男子の合同公演「ジャニーズ IsLAND Festival」会場のさいたまスーパーアリーナは最大の収容人数約37,000人と言われるほどの場所。今までの双眼鏡はとても太刀打ちできないなあという不安が頭をよぎりました。

2つ目はおたくとしての自分の変化です。ダンスナンバーに限らず、西畑大吾くんを双眼鏡で追いかけその一瞬その瞬間の表情やパフォーマンスを目に、記憶に、焼きつけたいと思うことが多くなりました。コンサートのダイジェストが全てではないけれども残るようになり、綺麗な映像で舞台全体をあとから見ることができるようになったことが自担ロックオンタイプの傾向にあるおたくになった要因にあるかもしれません。

 

 

【防振双眼鏡のレンタルがあることを知る】

頭の中には"防振双眼鏡"がちらついていました。しかし、買うにはなかなか手が出しにくいと個人的には感じるお値段。たとえ買えたとしても相性の善し悪しによっては満足できないのではないだろうかと頭を悩ませていました。

 

そんな時でした。防振双眼鏡にレンタルがあるという情報を得たのです。おたくの性とでもいうのでしょうか、とりあえずいくつかのサイトをチェックし今回利用したのが「ミルック双眼鏡レンタル」です。

ミルック双眼鏡レンタル - milook | 防振双眼鏡をお安くレンタル!

ミルックを選んだ理由は、以下の通りです。

◌1日から利用できる

→短期利用でも長期利用でもニーズに合わせて対応してもらえるありがたさ。なおかつリーズナブル。

◌サイトの説明が非常に丁寧でわかりやすい

→見ればわかる。おたくに優しい。イラストや画像もあって見ているだけでも楽しいです。

◌申し込みから返却までの手続きが簡単

→利用開始日の前日に届き(時間指定可能・宿泊ホテルに配送も可能)、中身を確認、利用したら送られてきた時の箱に戻してコンビニで着払いで持っていくだけです。電池や返却時に必要な梱包用テープや記入済の発送伝票も入っていました。

 

ちなみに、今回選んだのはCanon 双眼鏡 10×30 IS Ⅱ と呼ばれるもの。防振双眼鏡といえばこのイメージが強いのではないかと思われます。

Canon 双眼鏡 10×30 IS ? BINO10X30IS2

Canon 双眼鏡 10×30 IS ? BINO10X30IS2

 

ビクセンのものとも迷いましたが、視界の広さやクリアさを重視した結果Canonの10倍に。

余談:当初は25日のみ公演に入る予定だったので1泊2日で予約していました。しかし、急遽友人から誘いを受け2日間入ることになり、予約を2泊3日に変更できないかメールで利用の1週間ほど前の夜に問い合わせたところ、次の日の朝には2泊3日の予約に変更可能ですと対応していただきました。迅速で丁寧な対応が素敵だなあと感じたエピソードです。

 

 

【ついに防振双眼鏡を使ってみた】

今回のジャニーズ IsLAND Festival(5/25~5/26)は当日まで座席がわからないデジタルチケット。大阪松竹座に慣れ親しんだおたくの苦手なデジタルチケット...でも、今回は防振双眼鏡という心強い味方がいる!という強い気持ちで25日の夜公演と26日の公演に入った座席はどちらもメインステージ最下手寄りの200レベル。

 

もともと5倍の双眼鏡を使っていたからもちろん防振機能がはたらくボタンを押さなくても遠くまでみえる~~!と開演前はわいわいしておりました。

いよいよオープニング映像が終わり遠くのセンターステージ天井にはSnowManのメンバーが。防振双眼鏡のお力はいかがなものかとボタンを押しました。

 

なんとまあ...。身に纏う衣装の繊維や素材感までわかるんじゃないかと思ってしまうほどの鮮明さ、目の前にはきらきら光に照らされるSnowManさん...高画質だのブルーレイだの、使う前までは防振双眼鏡をお持ちの方の言葉がいまいち理解できなかったけれど今ならわかる。防振双眼鏡おそろしや。

 

ほええ...と双眼鏡のぞいていると、いよいよなにわ男子の出番が。

"防振ボタンを押してみれば眺望絶佳の苑を知る"

観ている世界が急速に変わります。ここは...桃源郷...?と思わずにはいられないほどの景色でした。当時のわたしをさらっと振り返ってみますと

なにわLucky Boy!!の西畑大吾さん、このステージ(さいたまスーパーアリーナ)を指さして、「このステージで輝くよLucky Boy」、いい笑顔でした。関東初陣への熱い想い、なにわ男子の力強さ等々を感じられる瞬間。

→離れていても目の前に感じられるだいすきなアイドルの笑顔、最高でした。

なにわ男子がバンバンッ!!で会場全体を煽り盛り上げるとペンライトが同じように綺麗に揺れるの、多分主に兄組中心にマイク通して会場にタイミングの声かけながら熱気を起こしていたし、外周のリフター上で揺れる足下も気にさせないで笑顔で撃つなにわ男子の皆さま仕事人

→大吾さんからはかなり遠い位置でしたが他のメンバー含めて綺麗なお顔も楽しそうな表情もばっちり見えました。

パン食いビーチフラッグ競走 大吾さんだ〜~!頑張っt.......っていい終わる前に、見事な俊足とパンをジャンピングキャッチでほぼ一発で仕留め走り去る姿は、目がきゅるきゅるのチワワじゃなくってあの時ばかりはセターとかテリアとかそっちだった(そっちとは)

→ 俊足の自担を追いかけるにも最適です。

運動会最終対決に負けてしまいりゅちぇを励まし、自分はちょこんとバクステで正座しながらセンターステージで歌うとらさんを見つつ、ゆるゆる踊る大吾さんがまるでゆるキャラ。最終的には乙女座り。かわいいんですが。。。

→今まで使っていた双眼鏡では見えなかったであろう距離でもこのかわいさを眺めていられます。

硝子の少年終わる前にスタッフさんが下から小さなカゴに次に使う用具を入れてJr.の足下にセットするんだけれど、荷物受け取ったあとにちゃんとカゴを優しく手渡してスタッフさんがしっかり受け取ったのを確認してから移動する大吾さんがわたしのすきな大吾さんだった

→すきが溢れだす瞬間もブレずに記憶に残ります。

 

というように、ブレないことの素晴らしさを体感しました。なかでも「アンダルシアに憧れて」の西畑大吾さんが至高だったことをここに残しておきます。

アンダルシアに憧れての西畑大吾さん×椅子×ハットでしんどいのに、帽子の被り方から目線、表情、仕草、踊りの躍動感までどこをみてもどこにいても惹きつけられたよ...他のファンの方にも是非とも一瞬でいいので視界にいれてみてほしいと思う表現力

アンダルシアに憧れての椅子に座る教祖さまに負けないくらいのオーラを放つ帝王西畑大吾さん(いや、ニシハタダイゴ様)もしんどかったんだけれどシルエットが分かる黒いパンツが.......大吾さんの脚は雄鹿だった、美しかったのよ。息をするのを忘れたもの(?)

(もしも映像化されたならば是非ご覧いただきたい)

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↑目に焼きつけたい魅せ場、防振ボタンを押してみれば

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↑激しい動きがあろうともこんなにもくっきりと目の前で体感できるのです。実際もっと綺麗に見えると思います。(参考イメージモデル:ダイヤモンドスマイルの西畑大吾さん)

 

 

【使ってみた重さや大きさは?】

重さ:本当に重いという話を聞いていたので筋肉痛覚悟で持っていましたが、2日間持っても筋肉痛にはなりませんでしたし、そこまで重たいとは思いませんでした(個人的な感想)。ここだけの話、コンサートの2日前に左手を負傷(ぽんこつすぎる)し、人差し指包帯ぐるぐる巻きの片手だけでもかなりの時間持てました(!)※防振ボタンをずっと押しておけるように、押しっぱなしバンド*1を付けていました。

ただ、2日目の終盤は疲労が蓄積してきたこともあり首に若干負担がかかったのでストラップを自分に合ったものに変えるのもいいかもしれません。

 

大きさ:こちらもかなり大きいという話を聞いていたので防振双眼鏡が手元に届いた時に恐る恐る箱を開けて手に取りましたが、こちらも想像よりは大きく感じず、しっかり持てるフィット感がいいなあと思いました。

 

明るさ:10倍で防振、明るさは...?とこれは使うまでわかりませんでしたが、一言で言えば明るいです。暗くてもスタンバイするところまでちゃんと見えます。裸眼より明るく見える時もあるかもしれません。おかげでアンダルシアを堪能出来ました...。

 

視界:双眼鏡をはじめに視界が〇の範囲におさまるように調整すると思います。が、最小の幅にしても綺麗に視界が〇の範囲にはおさまりませんでした...が、使っていく公演中に慣れたので気にならなければ問題ないかなあといったところです。

 

 

【困ったことはあるか】

少し話がそれるかもしれません。これは個人的な悩みですね。

自担ロックオンタイプ傾向になりつつありますが、盛り上がる曲や楽しい曲ではうちわを構え、ペンライトを振り一緒にだいすきなアイドルと楽しみたいのです。双眼鏡をただひたすらに構えているファンよりも、一緒に盛り上がるファンと素敵な空間をつくりたいとタレント側も思うのでは......と。しかし、防振双眼鏡で表情もみたい、遠くにいるだいすきな彼をみたい、でも両手がふさがるなんてこった...と頭を抱えそうな場面が度々ありました。過去にもたくさんありました。みなさん、どうしているのでしょうか...?ぜひご意見あればいただきたいです。今のところは双眼鏡を持ちたければ基本片手、ペンライトを振るのをあきらめるか、うちわを持つのをあきらめるかといく苦肉の策(?)をとっています。

 

余談2:なにわ男子の出番で防振双眼鏡はもちろん使いました。素敵な景色が記憶に深く刻みこまれております、大満足です。しかしさきほど述べたように、ファンとして素敵な空間をつくる一人でありたいという思いがありました。だからこそ、他グループの出番の時に余裕を持って防振双眼鏡を使ったりスクリーンを見る時間があったりしているうちに、予想外なところで目を奪われることもあるようです(個人的に)。

雪白の月の時には歌唱力に定評のあるであろう方々の歌声に浸りながらモニター観ていたら、世界の色が消えてしまった悲しみのような表情になんだか思わず惹かれた。松倉海斗くんなんですけれども。今までとらでは別のメンバー中心に観ていたけれどあの瞬間を境にとらの時は松倉海斗くんロックオンしてた。

『至るとこにばらまかれた ふたりの抜け殻』はもちろんなんですが『さようならと言われるよりも言う方がきっとツライ』あたりでモニター(スクリーン)に抜かれた松倉海斗くんの表情が忘れられないって話をお世話になっている先輩にご相談したら"それはね、恋だ"って言われた、コイ...koi?(戸惑い)

今このタイミングで堕ちるか否か。今のところ堕ちきってはいないと思っております。ただ、表現者として魅せることのできるつよさが眩しいなあと感じているところです。こうして振り返っているうちにコンサートの松倉海斗くんのことを思い出して戻れなくなるキケンな匂いを感じているので結びに入ろうと思います(!)

 

 

【さいごに】

不思議なタイトルからはじまり、長々とした文章になり、話がそれても、最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら拍手したい気持ちでいっぱいです。

今回利用させていただいたミルックさん、夏もまた利用しようと思っています。(どうかJr.の東京ドームと松竹座の少年たちのチケットが舞い降りてきますように...)いずれはお金を貯めて自分用の防振双眼鏡買ってもいいかなあと。なかなかだいすきなアイドルを観る回数を重ねるのは生活との都合を考えると難しくなってくる。だからこそ限られた時間でその空間を最大限に楽しむツールとして防振双眼鏡にお金をかける価値はあるのではないでしょうか。

レンタルは申し込みから返却までの手続きが簡単にできたので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

以上、防振の機能ってすごいんだなあ〜というとあるおたくの体験記でした!

 

なにわ男子 と 西畑大吾くん のお名前だけでも覚えていっていただけたらうれしいなあという思いで締めさせていただきます!それでは。

 

*1:お弁当バンドに厚みのあるボタンを付けて押しっぱなしになるようにしました。インターネット検索するとさまざまな押しっぱなしバンドが見られます